5分でわかる「ミュウツーの逆襲 EVOLUTION」のあらすじ！ネタバレ含む【レビュー】

ある時、ロケット団がとある洞窟にて幻のポケモン・ミュウの体の一部の化石を発見する。
研究者たちは最強のポケモンを造り出したいという人間のエゴにより、ミュウの化石を使って、人工的にミュウツーを造った。

生み出されたミュウツーは、人間たちの実験や兵器の一部として使われながら、自分は誰が何のために造ったのか訳も分からずどうすることもできないまま独り苦しみ続けていた。

やがてミュウツーは自分を生み出したロケット団の元から抜け出し、人間たちに復讐することを決意した。

その頃、ポケットマスターを目指し旅を続けていたサトシと仲間のカスミ・タケシの元に、一通の手紙が届けられた。

その手紙は、全国の優秀なポケモントレーナーたちを、とある城へと招待するものだった。
サトシたちは二つ返事で城へ向かうことを決意し、海に囲まれている城に向かうため港へ向かった。

しかし、突然やってきた嵐のせいで海が荒れており、城まで渡り切ることが困難に思えた3人だったが、不意に現れたボート乗りに「城まで乗っていかないかい？」と声を掛けられた。

サトシたちは嬉々としてボートに乗り込んだが、海があまりにも荒れていたため、船はすぐに転覆してしまった。
その瞬間、ボート乗りがロケット団だったことに気付いたが、サトシとカスミの水ポケモンのお陰で何とか城まで辿り着くことができたのであった。

案内人の女性に連れられた城の大広間には、複数人のポケモントレーナーとそれぞれのポケモンが自由に遊んでいる。

そこへ、ポケモントレーナーたちを城に招待した主が現れた。

ミュウツーと名乗る城の主は、自分が伝説のポケモン・ミュウから人間のエゴによって造り出されたポケモンであること、そんな自分勝手な人間へ復讐するためにポケモントレーナーたちを城へ集めたことを告げた。

ミュウツーはより強いコピーポケモンを造り出すと言い、トレーナーたちのポケモンを奪おうとしてくる。
人間の手によって戦闘能力を極限にまで上げられたミュウツーや、既に造り出されたコピーポケモンにトレーナーたちは全く歯が立たず、その場にいた全てのポケモンを奪われてしまった。

一方、サトシを追って城までやってきたロケット団は、ミュウツーが捕らえたポケモンたちのコピーが造られている実験部屋に迷い込んでいた。

先ほど大広間で捕らえたポケモンのコピーが次々と造られていく中、ピカチュウを追いかけてきたサトシが機械を破壊し、他のトレーナーのポケモンたちを解放した。

サトシは、自分の復讐のために関係ない人を巻き込むミュウツーに怒りあらわにし、今すぐ止めるべきだ、と実験部屋を後にした。

ミュウツーとトレーナーたちが戦闘しているバトルフィールドまで戻ってきたサトシの前に、ミュウツーのオリジナルポケモンであるミュウが現れた。

本物であるミュウとコピーであるミュウツー、どちらが強いか戦いで決めようと敵意を剥き出しにするミュウツーに対し、ミュウは自分たちだけでなくオリジナルのポケモンとコピーポケモン達も戦わせてどちらが強いか決めようと提案した。

ミュウのその言葉を引き金に、オリジナルのポケモンとコピーポケモンの戦いに激しさが増し、どうすることもできないトレーナーたちの側でポケモンが次々と倒れていった。

それでもミュウとミュウツーの戦いに収束がつかないと考えたサトシは、「もう、やめてくれ！」と悲痛な叫びを上げながら、バトルフィールドの中心へと飛び出した。

ミュウとミュウツーの攻撃を受けたサトシは、石化してしまった。

静けさに包まれたバトルフィールドの中心に倒れている石化したサトシ。

サトシの傍まで駆け寄ったピカチュウは、呼びかけたり、電撃を何度も流したりするもサトシは起き上がらない。

何をしてもびくとも反応しないサトシにピカチュウや周りにいたポケモンたちは全員涙を流し始めた。
すると、その涙がサトシの体に集まり、サトシは目を覚ました。

自らの命を犠牲にしてまでポケモンたちのことを考えるサトシの姿を見たミュウツーは戦いをやめた。

コピーポケモンでもこの世界で生きられることを知ったミュウツーは、再び同じことが繰り返されぬようサトシたちの記憶を消し、コピーポケモン達と共に旅立っていった———

サトシたちは気がつくと港に戻っていたが、なぜ港にいるのか思い出すことが出来なかった。
あんなに荒れていた嵐が収まっていたので、外へ出ていくと雲の合間に見たことがないポケモンが視界に入った。

いつかそのポケモンに出会える日が来ることを楽しみにしながら、新たな旅を続けていくのだった。